糖質に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
(1) ガラクトースは、非還元糖である。
(2) フルクトースは、ケトン基をもつ。
(3) スクロースは、グルコース2分子からなる。
(4) アミロースは、分枝状構造をもつ。
(5)グリコーゲンは、ヘテロ多糖である。
正解は・・・
(2) フルクトースは、ケトン基をもつ。
■解説■
(1) 非還元糖:構造上において、基が他の糖とグリコシド結合などで結合しているため、還元性を示さない糖のこと
トレハロース、スクロースが該当する。
(2) フルクトースは、炭素数が6、2番目の炭素にケトン基(CO)を持つケトースである。
(3) スクロースは、グルコースとフルクトースからなる。
グルコース2分子からなるものは、マルトース。
(4) 分岐状構造をもつデンプンは、アミロペクチン。分岐状構造がない、または少ないデンプンがアミロースである。
(5) ヘテロ多糖:複数の種類の糖からなる多糖。セルロースなど。
グリコーゲンは、グルコースのみから構成されるので、ホモ多糖である。