K保育園で、4歳児に対する野菜摂取量の増加を目的とした食育を行った。計画的行動理論における行動のコントロール感を高める働きかけである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
(1) 野菜をたくさん食べると、風邪をひきにくくなると説明する。
(2) 給食の時間に野菜を残さず食べるよう、声掛けをしてまわる。
(3) 野菜を食べることの大切さについて、家庭に食育だよりを配布する。
(4) 5歳児クラスの野菜嫌いだった子が、野菜を食べられるようになった例を話す。
(5) 給食の野菜を全部食べたら、シールをもらえるというルールを作る。
正解は・・・
(4) 5歳児クラスの野菜嫌いだった子が、野菜を食べられるようになった例を話す。
■解説■
計画的行動理論は
①行動への態度:行動に対する自分の気持ち
行動に「メリットがある!」と感じるか
②主観的規範:行動が他者から期待されているか
周りから期待されて「がんばらないと!」と感じるか
③行動コントロール感:行動できることの容易さ
「自分にもできる!」と感じるか
の3つに分けられる。
5歳児クラスの野菜嫌いだった子が、野菜を食べられるようになった
例を話す事によって、
「自分にもできる!」という行動のコントロール感を高めることができると考えられる。