管理栄養士国家試験過去問

36-113 生体電気インピーダンス法(BIA)

生体電気インピーダンス法(BIA)を用いた体組成の計測に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
⑴ 体脂肪の電気抵抗が低い性質を利用している。
⑵ 体水分量を推定することができる。
⑶ 運動による影響を受ける。
⑷ 食事による影響を受ける。
⑸ 入浴による影響を受ける。

正解は・・・
⑴ 体脂肪の電気抵抗が低い性質を利用している。


■解説■
生体電気インピーダンス法(BIA):体内に弱い電流を流し、電流の流れやすさの程度を計測することで水分量や体脂肪、筋肉量を間接的に求める方法。体組成計がこの原理を利用している。
脂肪はほとんど電気を流さないが、筋肉などの電解質を多く含む組織は電気を流しやすい。運動や食事、入浴により体水分・体温などの変化が起こることで体組成の計測値に影響が出るため、できるだけ同じ時間・同じ状態で計測することが重要。



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