ある年のA地域とB地域における人口および死亡の状況を示した（表）。A地域とB地域の比較として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
⑴ 人口に占める0～39歳の割合は、A地域で高い。
⑵ 人口に占める65歳以上の割合は、A地域で低い。
⑶ 死亡数は、B地域で多い。
⑷ 粗死亡率は、B地域で低い。
⑸ 年齢調整死亡率は、B地域で高い。
正解は・・・
⑷ 粗死亡率は、B地域で低い。
■解説■
⑴ 人口に占める0～39歳の割合は、B地域で高い。
各地域における人口に占める0～39歳の割合は
A地域：200/1000×100＝20%
B地域：300/1000×100＝30%
であり、B地域で高い。
⑵ 人口に占める65歳以上の割合は、B地域で低い。
人口に占める 65 歳以上の割合は、それぞれ
A地域：600/1000×100＝60%
B地域：400/1000×100＝40%
であり、B地域で低い。
⑶ 死亡数は、A地域で多い。
表より、A地域 1400人＞B地域1100人
⑸ 年齢調整死亡率は、A地域とB地域で等しい。
年齢調整死亡率を求める計算式は
基準集団における期待死亡数÷基準集団の年齢階級別人口
A地域：80,000÷100,000,000
B地域：80,000÷100,000,000
であり、A地域とB地域で等しい。