妊娠8週の妊婦。妊娠前からBMI 18.5 kg/m2未満であるが、妊娠中の適正な体重増加にほとんど関心がない。トランスセオレティカルモデルに基づいた支援として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
⑴ 少しずつ食べる量を増やす工夫について説明する。
⑵ 母体のやせが胎児に及ぼす影響を考えてもらう。
⑶ 体重を増やすと目標宣言をして、夫に協力を求めるように勧める。
⑷ 毎日体重を測ってグラフ化することを勧める。
⑸ 自分にとってのストレスと、その対処方法を考えてもらう。
正解は・・・
⑵ 母体のやせが胎児に及ぼす影響を考えてもらう。
■解説■
トランスセオレティカルモデルでは、人が行動を変える場合は
「無関心期」→「関心期」→「準備期」→「実行期」→「維持期」
の5つのステージを通ると考える。
栄養指導で患者さんにアドバイスする際には、その人が今どのステージにいるかを把握し、それぞれのステージに合わせた働きかけが必要になる。

1. 無関心期への働きかけ
・身体活動のメリットを知る
・このままでは「まずい」と思う
2. 関心期への働きかけ
・身体活動が不足している自分をネガティブに、身体活動を行っている自分をポジティブにイメージする
3. 準備期への働きかけ
・身体活動をうまく行えるという自信を持ち、身体活動を始めることを周りの人に宣言する
4. 実行期と維持期への働きかけ
・周りからのサポートを活用する
・身体活動を続けていることに対して「ほうび」を与える
・刺激の統制
・身体活動に取り組みやすい環境づくりをする
行動変容のプロセスは、常に「無関心期」から「維持期」に順調に進むとは限らない。
いったん「実行期」や「維持期」に入ったのに、その後行動変容する前のステージに戻ってしまう「逆戻り」という現象も起こり得る。
(引用:厚生労働省 eヘルスネット https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-07-001.html)
⑴ 少しずつ食べる量を増やす工夫について説明する。
→準備期に有効な支援
⑵ 母体のやせが胎児に及ぼす影響を考えてもらう。
→無関心気に有効な支援
⑶ 体重を増やすと目標宣言をして、夫に協力を求めるように勧める。
→実行期に有効な支援
⑷ 毎日体重を測ってグラフ化することを勧める。
→実行期に有効な支援
⑸ 自分にとってのストレスと、その対処方法を考えてもらう。
→維持期に有効な支援