管理栄養士国家試験過去問

36-84 ビタミン

日本人の食事摂取基準(2020年版)において、集団内の半数の者で体内量が飽和している摂取量をもってEARとしたビタミンである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
⑴ ビタミンA
⑵ ビタミンB1
⑶ ナイアシン
⑷ ビタミンB12
⑸ 葉酸


正解は・・・
⑵ ビタミンB1


■解説■
⑴ ビタミン Aは、集団内の半数の者に不足又は欠乏の症状が現れ得る摂取量をもって推定平均必要量とした栄養素。
(2) ビタミンB1は、集団内の半数の者で体内量が飽和している摂取量をもってEARとした栄養素。
⑶ ナイアシンは、集団内の半数の者に不足又は欠乏の症状が現れ得る摂取量をもって推定平均必要量とした栄養素。
⑷ ビタミン B12は、集団内の半数の者に不足又は欠乏の症状が現れ得る摂取量をもって推定平均必要量とした栄養素。
⑸ 葉酸は、集団内の半数の者に不足又は欠乏の症状が現れ得る摂取量をもって推定平均必要量とした栄養素。

※推定平均必要量(EAR)の計算方法
①集団内の半数の者に不足又は欠乏の症状が現れ得る摂取量をもって推定平均必要量とした栄養素:
 ビタミンA、ナイアシン、ビタミンB12、葉酸、ナトリウム、ヨウ素、セレン
②集団内の半数の者で体内量が維持される摂取量をもって推定平均必要量とした栄養素:
 亜鉛、銅、モリブデン、ビタミンB6
③集団内の半数の者で体内量が飽和している摂取量をもって推定平均必要量とした栄養素:
 ビタミンB1、ビタミンB2
上記以外の方法で推定平均必要量が定められた栄養素:鉄、ビタミンC

参考:厚生労働省. 日本人の食事摂取基準2020年版.
(https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf.)


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